沖縄の北窯松田共司工房で10年修行をした 島村憲市さんが、奥さんの私美さんの地元の 群馬県太田市に構えた窯元。
自身で造りあげた四連の登窯で焼かれた 器は、伝統的なやちむんに若い感性が加え られ、強戸窯でしか生まれない独自性の高い物となっています。
和美さんが女性ならではの感性で絵付けを された可愛らしい器もあり、 作られる物の幅の広さに驚かされると共に、新しい事に挑まれている姿勢に共感します。
今後もどのような器が生み出されていくのか 凄く楽しみです。
金城次郎窯、與那原工房で長年修行。 読谷村にて2014年に独立。 長い修行期間に培われた高い技術と、 当山さんならではのセンスが光る器達。
やちむんの代名詞とも言える唐草も、 当山さんの作る物は伝統的な雰囲気を 湛えながらも、どこか新しい。 大胆なのに、柔らか。 繊細なのに、力強い。
そんな相反する要素を併せ持つ、 不思議な魅力のある器です。 作陶の幅も広く、男らしい指描きや イッチンの器も凄く格好良いです。
そ料理を盛る前にじっくり眺めたくなる 当山さんの器達、是非手に取ってみて 下さい。
武蔵野美術大学院修了し、同大学にて非常勤講師を務める。 2010年に故郷の淡路島に移住し、農的生活の傍ら古物に学びなら独学で器を作り始める。 2012年にAwabi wareを屋号に掲げ、 「受け継ぐ器」をコンセプトに、現代の生活 に生活道具としての器を製作している。
美術作家ならではの造形美や色の美しさ は勿論ですが、暮らしに馴染む日常使いの 器として、機能面も考え抜かれて物作りを されています。
岡本さん曰く、 民藝とは暮らしのための道具であり 時代と共に更新されていくもの。 私達の現代の生活に馴染む、美しい器。 買い足したり、買い替えたりしながら 子供や孫達の世代にも受け継いでいきたい。 そう思わせてくれる器達です。